時をつなぐ場所。塚越にひっそり佇むカフェ【源氏車】

かつて地域の人たちに親しまれていた老舗のそば屋「源氏車」。
平成元年から約30年にわたり営業したのち、8年間その暖簾を下ろしていました。
そんな場所が、今年2月。
娘さんの手によってカフェとして新たに生まれ変わりました。
場所は塚越。かつては商店街だった通りも、今ではマンションや住宅が立ち並ぶ静かな住宅街に。
その中に、まるで昔の記憶を残すように源氏車はひっそりと現れます。
そば屋の面影を残す、どこか懐かしい外観

外観は、そば屋だった頃のまま。
看板などを添えてカフェとして営業しているものの、どこか当時の空気感がそのまま残っています。
実際に、そば屋と間違えて入ってくるお客さんもいるそう。
それもまた、この場所が長く地域に愛されてきた証なのかもしれません。
キッチンカーから始まった、新たな挑戦

カフェを営む娘さんは、約3年間キッチンカーで経験を積み、この場所でのオープンに至りました。
かつて家族が営んでいた場所を、自分のスタイルで引き継ぐ。
そこには、ただのリニューアルではない“想いの継承”が感じられます。
看板メニュー「源氏車プリン」と、やさしい甘さのスイーツたち



今回いただいたのは、チョコバナナシフォンサンドとアイスカフェラテ、そして看板メニューの源氏車プリン。
ふわふわのシフォンケーキは口当たりがよく、やさしい甘さ。
シフォンケーキには特に力を入れているそうで、そのこだわりがしっかりと伝わってきます。
食後にいただいた看板メニューの源氏車プリンは、ザラメ食感が印象的。
甘すぎず、どこかほっとする味わいです。
地域の人がふらっと訪れる、あたたかな場所

訪れるのは、そば屋時代からのお客さんや近所の方が中心。
観光地のような賑わいではなく、地域の人たちの日常に溶け込む空間です。
土日のみの営業ということもあり、どこか“知る人ぞ知る”特別感も。
ふらっと立ち寄れるけれど、少しだけ特別な時間が流れています。
変わらないものと、新しく生まれるもの


長く愛された場所が、形を変えて再び動き出す。
「源氏車」は、そんな時間の流れを感じられるカフェです。
懐かしさと新しさが同居するこの空間で、ゆったりとしたひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

源氏車(げんじぐるま)
住所:川崎市幸区塚越2-195
営業時間:11:00~17:00
営業日:土曜日・日曜日・祝日
※営業時間は来店前にInstagramをご確認ください

この記事書いた人
べん
おんがくと写真と散歩が好き。
ゆるく生きたいライターです。
日常のなかにある、まだ知らない地域の魅力を、いっしょに見つけていけたらうれしいです。


